本年第2目の定例会が6月5日から13日の9日間で開催されました。
今回の定例会には議案は、押原小学校体育館照明LED化工事請負契約締結の件をはじめとして8案件と議提2件ありました。議案についてはすべて承認となりましたが、総務教育委員会の付託された押原小学校、常永小学校の体育館の照明のLED化工事・西条小学校、釜無工業団地グラウンド夜間照明LED化工事請負契約締結の件ですが、私の方から工事の入札について質問をしました。4件とも同日に入札を行ったところ各案件に1業者の企業体の入札しかなく、応札(1案件1業者のみの入札参加で落札してしまうこと)となってしまったことに対して公平性・競争性・妥当性について伺いました。総務課長からの回答は問題ないが、入札の方法等は今後検討していくとの回答でした。町長からも起債を利用できると分かった時点からの工事の期間が短い関係から応札となってしまったことは残念とのコメントがありました。当初提出された議案はすべて承認されました。議提の「女性差別撤廃条例選択議定書の速やかな批准を求める意見書」につては継続審査となりました。請願「再審法改正を求める意見書」採択に関する請願書は採択され、追加の人事案件、昭和町固定資産評価審査委員会の選任ついては承認されました。
今定例会での私の一般質問は、「西条児童館の現状と早急な改善について」について行いました。
質問内容を要約すると
西条児童館は定員60名のところ、現在約140名の児童を受け入れており、施設や職員体制に大きな負担がかかっています。全職員は有資格者で誠実に対応していますが、児童の多様化や支援の必要性の増加により、現行の体制では限界を迎えつつあります。
特に雨天時には屋内での対応が困難となり、職員の負担増や安全管理上の課題が顕在化しています。創意工夫で運営は続けられていますが、持続可能とはいえません。
こうした現状を踏まえ、町には、施設の見直しや人員体制の強化、資格にとらわれない柔軟な人材活用など、抜本的な改善策が求められます。町としても、子どもたちの安心・安全を守るため、早急な対応が必要です。
町長の答弁は、定員の倍以上の児童を受け入れている現状については、児童館施設内にて放課後児童クラブ事業を行っており、定員は放課後児童クラブの専用室の面識に基づいて算出しており、施設全体の面積で算定すると現状の人数の受け入れが可能である。また、今後資格に捕らわれない人員の確保に努めていきたいと考えている。
再質問として、今後住宅の分譲が進んでいる西条新田地区の児童を寄附を受けた旧鮎川邸を児童館とする考えはないのか。
子育て支援課長の答弁は、旧鮎川邸の視察を行ってきたが、小さい部屋が多く、壁も多いので職員の目が届きにくいと感じた。段差の多さと庭の池など危険な箇所が、見てとれるため児童館として使用するのは無理があると感じた。
再々質問では、寄附を受ける時点で子育てに利用して欲しいとの条件付きで寄附を受けったことは、何らかの利用目的があっての受け入れではないのか?
企画財政課長の答弁は、現在活用方法を取りまとめているところであり、児童館としての案について一つの意見として承る。